veryと muchの違い


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veryと muchの違い 
 
 
 very と muchには動詞修飾をするか否かなど様々な違いがあります。

 ただ大学受験範囲でまず抑えるべきは、基本的にveryは形容詞や副詞の原級を修飾、muchは比較級、最上級もしくはそれに準じるものを修飾するということです。

This car is ( ) cheaper than yours.
①much
②very
「この車はあなたの車に比べてずっと安い。」

 例えばこの文なら上記したように、比較級であるcheaperを強調していることからも選択すべきはmuchとなります。

 ただ過去にセンター試験において次のような問題が出題されました。


You shouldn’t have bothered, Mrs. Owens; you’re (  ) to me.
①much too kind
②too much kind
③very much kind
④very too kind
「お気遣いして下さらなくても良かったのに、オウエンスさん。ご親切にどうも。」
(平成3年度 追試験 第2問 A 問17)


 追試験ではありますが、この手の問題が入試に出た場合、上の原則は変わりませんが正答率は下がります。

 形が複雑に見えてしまうんでしょう。

 ただmuchが基本的に原級を修飾しない事が頭に入っていれば②と③は選択肢から省く事ができます。

 後は原級kindを修飾しているtooを強調するのがveryかmuchかです。

 veryとmuchの違いとテーマに書いておきながらですが、ここからtooについて触れます、少々お付き合いを(笑)

 veryが原級修飾である事を考えると答えは④になりそうです、ですが答えは①です。

 これは後に続くtooに注目すべきでtooは「とても」ではなく「過ぎている」という意味です。

 つまりtooは「何かの基準に比べて程度が過ぎている」という意味なわけですよね。

 ここで思い出すべきはmuchは比較表現もしくはそれに準じるものに修飾するという事。

 tooに「基準に比べて」という意味合いがあるのであればmuchがtooを修飾しているのも、veryがtooを修飾できないのも腑には落ちるのではないでしょうか。


It is much too hard to explain the differences between the two words.
「2語の違いを説明するのはあまりに難しい。」


 今の自分の心境はこんな感じでしょうか(笑)

 さて、ここまででveryとmuchの違いが少し見えたかもしれません。

 これに加えてさらに是非覚えておいて欲しいのが、下記するパターンです。

 veryかmuchどちらが入るでしょうか。

The book was ( ) interesting to me.

This country has been ( ) developed in recent years.

 分詞を修飾するものをきかれていますが、上の文ではveryが用いられ、下の文ではmuchが用いられます。

 これは一般的に現在分詞であればvery、過去分詞であればmuchを用いられると説明されています。

 ただし一重に上のような説明ができるわけではありません。

 まず分詞が大きく見れば形容詞である事を考えればmuchは不自然であるとも感じられます。

 そこでこれを理解するのに重要となるのが動詞を修飾するのはveryとmuchのうち、muchであるということ。

 これを考慮すると確かに分詞は動詞が形容詞化したものでもありますが、動作を表す過去分詞に修飾しやすいのは「much」、状態や性質、心理状態を表す現在分詞、過去分詞に修飾しやすいのは「very」という説明もすんなり頭にはいるのではないでしょうか。

 ですから必ずしも過去分詞ならmuchという説明は成り立たないのではないかと思います。

 また現在分詞には完全に形容詞化されたものが多く、ここから「状態→形容詞」となりveryが修飾するというのにも繋がりそうです。

 ただ完全に形容詞化された分詞という定義が曖昧なので(辞書を参考にするであったり実際に使われている英語に判断の重きがあるでしょう)、文法問題でこの違いがきかれるという事は少ないかもしれません。

 最後にですがそれぞれの例外も抑えておきましょう。

 veryは基本的に原級修飾ですが最上級を修飾する場合というのもあります。

That is the (  ) best movie I’ve ever seen.
あれは私が観た映画の中でも断然一番良い作品だ。

 この場合veryは必ず定冠詞theを伴いますが、判断の基準はmuchが「much the 最上級」の形になるのに対し、veryは「the very 最上級」の形になります。

 また「at the very last minute:土壇場に」のようにthe veryは「まさにその~」という意味でも後ろに最上級をとる事はできます。

 加えてmuchにも例外はあり、muchはafraid, alike, awake, awareのように主にa-で始まり、叙述用法しかもたない形容詞を修飾します。

We are very much aware of our situation.
「私たちは自分たちが置かれた立場を十分に理解している。」

 またこの文では「much」を省いて「very aware」としても文は成立します。

 なので上記した形容詞はmuchが原級であっても修飾できる語として理解しておく必要があるというものです。


 

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