no 比較級 thanと鯨構文



 





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no 比較級 thanと鯨構文 | PHILOZOEここでは「no 比較級 (-) than ~」に関して解説を行っていきます。

初めに「no more than ~」「no less than ~」に触れておくと、こちらは入試問題では「not more than ~」「not less than ~」との区別を問われやすいものとなっています。

書き換え表現もよく問われ「no more than ~」「no less than ~」はそれぞれ「only ~:~しか」「as many(much) as ~:~も」との書き換え、「not more than ~」「not less than ~」はそれぞれ「at most:せいぜい」「at least:少なくとも」と書き換えることができます。

肯定的な表現になるか、否定的な表現になるかは、noやnotに肯定的なmoreが続けばこれが打ち消されてマイナスな表現、noやnotに否定的なlessが続けば否定表現が否定され肯定の意味となります。

※考え方的には掛け算と一緒で、「 – × + = – 」、「 – × – = +」と考えて、肯定的な表現か否定的な表現かを見分けて下さい。

これらの書き換え表現や訳を見た際に、前半と後半の表現の違いが分かるでしょうか。

表現だけで分かりにくければ、文にして考えてみましょう。


He spends no less than twenty dollars a day.
「彼は1日に20ドルも使う。」

He spends not less than twenty dollars a day.
「彼は1日に少なくとも20ドル使う。」


上の表現では20ドルに対して多いという「主観」が入っているのに対し、下の表現では20ドルを「客観」的に見ています。

ここが「no more than ~」「no less than ~」と「not more than ~」「not less than ~」の大きな違いで、前者は主観的表現となり、後者は客観的表現となります。

では何故このような違いが出てくるのかと言うと、2つの表現の違いに注目すれば一目瞭然で「no」と「not」が影響しています。

まず品詞的な違いに触れておくと基本的に「no」は形容詞なので名詞に修飾し、「not」は副詞なので動詞、副詞、形容詞を修飾します。

そういった点に加えて、

She is no beginner in music.
「彼女は音楽に関して初心者などでは決してない。」
=「彼女は初心者なんかではなく、むしろよく知っている。」

She is not a beginner in music.
「彼女は音楽に関して初心者ではない。」

となり、この例においても「no」は「主観」が入る強い否定となっていることが分かるかと思います。

ここからnoは「主観的否定」、notは「客観的否定」となり上記のような違いが生まれています。

では何故このような意味になるのかというとnoは本来は「差がない」つまり「±0」を表す表現です。

なので、プラスの表現が続く場合は+から0へと向かうので-の意味に、マイナスの表現が続く場合は−から0へと向かうので+の意味になるわけです。

これが頭に入っていれば、例えno more than 〜のmoereが比較級に変わったとしても

The people who intrude the privacy of another without permission are no better than criminals.



「許可なく他人のプライバシーを侵害する人間は犯罪者も同様である。」

という文意になるのも納得できるのではないでしょうか。

こうして確認してみると、「no more than ~」は「no less than ~」このかたまりで形容詞や副詞の働きをしていることも分かるのではないでしょうか。

では話を進めて、次の例文を見てみましょう。

I am no more able to operate this computer than she is.

この文は上述した文とは異なり「no more / less – than ~」の形を取っています。

「-」の部分には上記したものとは違って「名詞」や「動詞」が入ったり、また上記したパターンと同じように「形容詞」や「副詞」が入ります。

また、省略を補えばほとんどの場合〜には文が入り、この場合のthanは接続詞として機能しています。

※ 比較表現を用いた文の確認はこちらをクリック

ではこの文の日本語訳はと言うと、

「彼女がこのコンピュータを操作できないのと同様に私もできない。」

と一般的には訳されます。

確かに「no more – than ~」は一般的に「~同様に-ない」と訳されます。

しかし、どうしてこのような訳になるのでしょうか。

まず「同様に」の日本語訳から触れておくと、例えば

My mother is three years younger than your father.
「私の母はあなたのお父さんよりも3才若い。」

This classroom is twice larger than that one.
「この教室はあの教室の2倍大きい。」

この2文で用いられている「three years」と「twice」は何を表しているでしょうか。

「three years」は「差」を、「twice」は「倍数」を表す表現となっています。

ここまで見てみると「no」が何を表しているのか分かるのではないでしょうか。

「no」は上述したように「±0」を表していると考えられるわけです。

ここから「more」が用いられている場合「プラス」を「ゼロ」にするので「マイナス」の意味となり「同様に~ない」、「less」が用いられている場合「マイナス」を「ゼロ」にするので「プラス」の意味となり「同様に~ある」となります。

しかし、「than she is」は何故「彼女ができないのと同様に」となるのでしょうか。

この部分は省略箇所を元に戻すと

than she is able to operate this machine

となります。

否定表現は含まれていません。


否定表現は従属接続詞内においても省略することはできません。
ですから「彼女がこの機械を操作できないのと同様に」とはならないわけです。

ということで本来は

「彼女がこのコンピュータを操作できるのと同じ位に私もこのコンピュータを操作できない。」

と訳はなるはずなのです。

ただ、明らかに日本語訳が不自然ですね。

では何故このような不自然さが生まれてしまうのかというと、この文には前提として「彼女のできる値が低い」という条件があるわけなんです。

ここから、「彼女のできる値が低い=その値を基準にして私もできない」という意味になるわけです。


thanは基準を導く接続詞(もしくは前置詞)です。

ほとんどの文法問題はこの前提条件を出さずに「no more – than ~」が「~と同様に-ない」と訳されると暗記していないと解けないものもあります。

ただし、より深い理解をするためには上記した文においてならthan以降は「彼女がこの機械を操作できない」ことがこの文の前提となっており、それが上記した日本語訳につながっているという考え方も必要になるわけです。

では一見必要なさそうなこんな話を何故するのかというと、例えば次の文なんと訳せるでしょうか。

A whale is no more a fish than a horse is.

一般的には

「馬が魚ではないのと同様に、鯨は魚ではない。」

と訳されます。

しかし、この内容を伝えたいだけならば意味の違いは出ますが、

A whale is not a fish.

と訳しても良いわけです。

ただそうはしないのは、「no more – than ~」の部分にやはり主観がはいっているからです。

上記した

I am no more able to operate this computer than she is.

を参考にこの構文を再考してみると、「than a horse is」の部分は

than a horse is a fish

となり、この日本語訳は

「馬が魚であるのと同様に」

となります。

これは常識に照らして明らかに不自然であることが分かりますね。

そしてそこがこの構文のポイントになっており、ありえないことを引き合いに出すことによって「鯨が魚ではない」ことを強調する表現となっているわけです。

ですから、「than a horse is」の部分は否定の強調を表しているわけです。

これは

I can no more swim than a hammer can.

でも同じく、「かなづち」が泳げないことは自明の理ですので、それを引き合いに出すことによって

私はかなづちが泳げるのと同様に泳げない。(=私は全く泳げない。)

となり、「泳げない」ことを強調しているわけです。

ここまでを理解すれば、下記例文

She is no more in danger here than at a police station.



「彼女がここにいるのは、警察署にいるのと同様に危険ではない。」

という意味になるのも分かるのではないでしょうか。

以上が「no more / less – than ~」の形ですが、では程度比較であるか、それとも強調の表現かを見分けようと思った場合にどうすれば良いのかという疑問が残るかと思われますので最後にそのまとめを書いておきたいと思います。


「同様に~ある/ない」と訳し、程度比較を行う。
※「-」には形容詞、副詞が入りやすい。


常識性、一般性に照らし合わせることで、強調を行う。
※「-」には動詞、名詞が入りやすい。


 




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